それでも一緒に歩いていく 牧ノ原やまばと学園50年の歩み

それでも一緒に歩いていく 牧ノ原やまばと学園50年の歩み

¥2,200

知的障がい施策とケアの50年。
現場からの証言、第1級資料

ページをめくるたびに感動し、発見があり、読み終えるころには驚くほど心が清められていた。
これは、世界を幸せにする教科書だ。
孤独な現代社会を救う美しい答えが、ここにある。
「この人たちがもつ大らかさと人を受容する力は、共生社会のお手本」。
ああ、世界全体がこんな「ホーム」になればいいのに!
――カトリック司祭 晴佐久昌英。

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A5判並製
238頁
定価 (本体2000円+税)
ISBN978-4-910372-05-1 C0036
2021年3月29日発行

編者

佐光紀子(さこう・のりこ)
東京生まれ。重曹などの自然素材を使ったナチュラル・クリーニングを提唱する一方で、
家事の国際比較に関心を持ち、50代で大学院に入り、日本の家事の特異性を研究。
主な著書に『家事のしすぎが日本を滅ぼす』(光文社)『なぜ妻は手伝っても怒るのか』(平凡社)など。

長沢道子(ながさわ・みちこ)
大阪生まれ、高知育ち。(株)東レ、恵泉女学園高校勤務を経て、
1977年、牧ノ原やまばと学園創設者・長沢巌と結婚。
自宅に障碍者数名を迎えて共同生活。昼間は小規模作業所で働く。
1986年、重度障碍者となった夫に代わって理事長に選出され、今に至る。
訳書『小さきものからの光』(あめんどう社)、共著『行き詰まりの先にあるもの』(富坂キリスト教センター)。

佐々木炎(ささき・ほのお)
静岡県生まれ。日本社会事業学校専修科卒業、プライベート介護等に携わり、
現在NPO法人ホッとスペース中原代表、牧師、介護福祉士、主任介護支援専門員、
牧ノ原やまばと学園理事。主な著書に『どん底から見える希望の光』(キリスト新聞社)、
『人は命だけでは生きられない』(いのちのことば社)など多数。

引地達也(ひきち・たつや)
仙台市生まれ。共同通信記者、就労移行支援事業等の障がい者支援施設の施設長等を経て、
現在、支援が必要な方の学びの場「みんなの大学校」学長。発達支援研究所客員研究員。
新聞学博士。著書に『ケアメディア論―孤立化した時代を「つなぐ」志向』(ラグーナ出版)。

はじめにより

牧ノ原やまばと学園の半世紀にわたる歩みが、福祉関係者だけでなく、
地域で暮らす様々の立場の方々にも、共感や励まし、慰めを与え、道しるべの一つとなることができれば、幸いです

目次

第一章 ともに生きる
第二章 やまばとの原点
第三章 ケアという仕事
第四章 ニーズに応じて
第五章 施設の運営とは ――ひと、土地、お金について
第六章 後進を育てる
第七章 家族の思い