ぼくはママのヒーロー
「ぼくが病気をやっつけてあげたい!」
抗がん剤治療をがんばる家族へのエール。
家でも帽子をかぶって、元気がないママ。病院で注射をしているのに、どうして?
――子育て世代も患う「がん」。抗がん剤治療をがんばるご本人、そして家族を応援したいと、乳腺外科勤務の現役看護師が綴った物語です。薬のはたらきや副作用にもふれつつ、家族の応援の心強さを、あたたかみのある文と絵で描きます。
乳がんによる乳房切除をテーマにした前著『ママのウインク』(三恵社)に続く一冊。
ながた いくよ 文/さどはら ちえこ 絵
A4変型版 20ページ 定価1,980円(本体1,800円+税)
ISBN 978-4-910372-38-9 C8793 2023年12月8日発行
著者あとがきより
「がん治療のなかでも、一番避けて通りたい治療が抗がん剤治療だと思います。つらい治療ですが、命を守る治療でもあります。後悔しない治療の選択が、私たち医療者の願いです。この『ぼくはママのヒーロー』が、乳がんの方に限らず、抗がん剤治療をしているすべての方の力になれば幸いです」
著者紹介
文/ながた いくよ
1975年鹿児島県西之表市生まれ。1995年鳳凰高校衛生看護専攻科卒業。2003年より現在の乳腺外科に勤務。これまで様々な乳がんの方と接するうちに、乳がんを題材にした絵本の必要性を感じて作成に取り組み、2021年『ママのウインク』(三恵社)を出版。仕事と4人の男の子の育児に奮闘中。
絵/さどはら ちえこ
宮崎県在住。デザイン系の短大を卒業後、約7年印刷会社に勤務し、DTPデザインを担当。出産を機に退職、2018年よりフリーのイラストレーターとして活動を始める。『ママのウインク』(三恵社)でも挿画を担当。温もりを感じられるような優しいイラスト、親しみある可愛らしいイラストが得意。アナログやデジタルで制作。