サクララン
¥1,650
“感覚過敏” のために不登校になっていた14歳の杏。
夏休み、東京の喧騒を離れ、大自然に包まれた屋久島で一夏を過ごす。
明かされる家族の秘密、自然を愛する青年、島民たちとの出会いのなかで、少しずつ自分を取り戻し、自分の人生を生きはじめる。
ありのままでいいんだよ、とそっとささやきかける愛とユーモアに満ちた青春小説。
佐藤佳志子著
四六判 192ページ
定価1,650円(本体1,500円+税)
ISBN 978-4-910372-30-3 C0093
2023年7月7日発行
あとがきより
私は、カウンセラーとして学校で出会う子どもたちの中に生きづらさを感じている人が少なくないことに気づきました。(中略)
すべての子どもたちが、自分の中に眠る素晴らしい種に気づき、それを大切に育てて自分だけの花を咲かせて生きていってほしいと願わずにはいられません。
著者
佐藤佳志子(さとう・かしこ)
1966年長崎県佐世保市生まれ。中学3年から熊本の阿蘇で育つ。
熊本大学教育学部心理学科卒業。産業カウンセラー。公認心理師。
熊本県の公立小学校教員を経て、1997年に家族とともに鹿児島県の屋久島へ移住。
1999年より自坊(お寺)にて子ども文庫を主宰。
2002年にカウンセリングの世界に足を踏み入れ、その後ゲシュタルト療法を中心にセラピーを学ぶ。
現在は、種子島・屋久島の精神科病院、市や町の相談室に勤務する他、熊本県・市のスクールカウンセラーとしても従事しており、月に一度の移動を続けている。
夫の著作である絵本「あおぞらの木」の挿絵を担当。