うつモンスターがやってきた! ママ、どうしたの?
世界8ヵ国で出版!
親子で学ぶ うつ病のこと
親が心の病にかかると、子どもは、「自分がいい子にしてないからだ」と罪悪感を抱きます。 本書では、うつという病気をモンスターにたとえて、子どもに分かりやすく説明します。子どもが安心感を覚え、家族みんなでうつを乗り越えるための話し方が学べます。
220×220ミリ
48頁
ISBN978-4-910372-06-8 C8097
定価1,760円(本体1,600円+税)
2021年4月27日発行
ストーリー
主人公は5さいの女の子、リケ。ママはここ数日横になっているだけで、遊んでくれなくて、リケは自分のことを責めていました。 そこで、ママが、気持ちをぬすむモンスターのことを教えてくれて、リケは安心します。ママは、お薬を飲み、おいしゃさんに通えば、モンスターを追い出すことができると約束してくれました。
著者プロフィール
エルドムート・フォン・モッシュ 作・絵
ドイツのヴュルツブルグ・シュヴァインフルト専門大学でデザインを専攻。
現在、デザイン事務所でジュニア・アート・ディレクターとして出版物を手がけている。本書は著者自身の体験に基づいている。
訳者プロフィール
みやざき なおみ(宮崎 直美)
1985年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業ののち、一橋大学社会学研究科修士課程修了。
現在、ウィーンで日本語教育にたずさわるかたわら、ウィーン大学にて研究活動に従事。
2018年にPater Johannes Schasching SJ-Preisを受賞。
共訳に『精神の自己主張: ティリヒ=クローナ―往復書簡 1942-1964』(未来社、2014年)などがある。
著者より
家庭やセラピーの場、学校や幼稚園で、本書を一緒に読むことによって、子どもたちは今、身の回りで何が起きているのか理解します。子どもたちが年齢に合った方法で状況を理解するのは、危機を乗り越えるために大きな力となり、家族の絆はさらに深まるでしょう。